睡眠時無呼吸症候群 (Sleep Apnea Syndrome、SAS) は、睡眠中に呼吸が繰り返し止まることによって、体内の酸素濃度が低下する病気です。この症状が繰り返し起こることで、日中の眠気や集中力の低下、頭痛、イライラ、高血圧、心臓病、糖尿病などの病気を引き起こすことがあります。
診断方法としては、睡眠時の呼吸状態を測定するポリソムノグラフィ検査があります。治療法としては、口腔内装置やマウスピース、CPAP(Continuous Positive Airway Pressure) という呼吸器具を用いて、呼吸を補助する方法があります。また、生活習慣の改善、特に肥満の解消やアルコールの控えなどが効果的です。重度の場合は、手術が必要な場合もあります。
睡眠時無呼吸症候群は、診断や治療を行わないと、健康に大きな影響を与える病気です。早期に適切な対処をすることが重要です。
当院では入院することなくご自宅でこの検査ができるシステムを導入しました。
SASチェックリスト
SASの特徴に日中に強い眠気を感じたり、居眠りをしてしまうことがあります。あなたの健康状態からSASの可能性をチェックすることができます。
以下の7つの質問にすべてお答えください。
(あてはまる項目の点数を合計してください)
質問
1.点数しょっちゅう(常習的に)いびきをかく 1.5
2.肥満傾向がある 1.5
3.高血圧がある(高血圧の薬を飲んでいる) 1.5
4.昼間の眠気・居眠りで困ることがある (仕事中、会議中、運転中など) 1.5
5.寝付きは悪くないが、夜間の眠りが浅い または しばしば目が覚める (トイレで目が覚める場合も含む) 1.0
6.いくら寝ても朝疲れが取れていない感じがする もしくは朝しばしば頭痛がある 1.0
7.お酒を飲んでいない日でも、夜間寝ている時に息が止まる日がある 3.0
合計が3点以上の方は眠気の自覚症状があります。当院を受診されることをおすすめします。
いびきを指摘された方、日中の眠気がつらいかた、頭がすっきりしない方など、お気軽にLINEや電話でお問合せください。