甲状腺のお薬の副作用も1分ですぐチェック✨
無顆粒球症のチェックについて✓
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の治療薬として、大きくメルカゾール、プロパジールの2つのお薬が用いられます。
これらの甲状腺のお薬の重篤な副作用として、無顆粒球症が知られております。
この病気は血液中の白血球の成分のうち顆粒球(特に好中球)が減少して、ほとんどなくなってしまう病気です。
初期症状として、かぜや扁桃腺炎のときと同様な発熱や喉の痛み、全身のけん怠感(だるさ)等があります。
無顆粒球症になると、細菌等に感染しやすくなり、肺炎や敗血症などの重症感染症を起こし、生命の危険に曝される場合があります。
頻度は文献にもよりますが、約300名に1人と、多くはないものの、無視できない確率です。
無顆粒球症を防ぐためには、定期的な血液検査が大切です。
また、無顆粒球症はメルカゾールを飲み始めて2ヶ月間に多く発症することが知られております。
そのため、飲み始めの2ヶ月間は原則として2週ごとに血液検査を行いますので、必ず受診していただきますようお願いいたします。
2ヶ月を過ぎても定期的に血液検査を行い、副作用の有無について確認を行います。
そして無顆粒球症発症が疑われた場合は、速やかに当該のお薬は休薬の上、近隣の総合病院をご紹介します🚑
無顆粒球症について
https://www.aska-pharma.co.jp/mercazol/sef2/02_001.html