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院長の研究が日本経済新聞に紹介されました。

院長が研究代表を務める国際共同研究の論文が欧州心臓病学会の機関誌に発表されました。 日本経済新聞で紹介されています。

https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP669311_R10C24A3000000/

 

【東大と自治医大など、2型糖尿病の遺伝リスクと身体活動が心血管病に及ぼす遺伝子環境相互作用を解析】

発表のポイント: UKバイオバンクのデータを使用して、2型糖尿病患者における遺伝リスクと身体活動が心血管病発症に及ぼす遺伝子環境相互作用を解析しました。 遺伝的に高リスクな糖尿病患者では、身体活動による心血管病の保護的作用が失われることが分かりました。高強度の身体活動は、逆に心血管病のリスクを高める可能性があることが示されました。 これらの知見は、各個人の遺伝リスクに応じた個別最適化された生活指導の実現に寄与することが期待されます。 発表概要: 東京大学保健・健康推進本部の平池勇雄助教、自治医科大学医学部/附属さいたま医療センターの山田朋英客員研究員、台湾の台中退役軍人総合病院/国立陽明交通大学のChia-Lin Lee准教授らによる国際共同研究グループは、UKバイオバンクのデータを用いて、2型糖尿病の遺伝リスクと身体活動が糖尿病患者の心筋梗塞や脳卒中など心血管病の発症に及ぼす遺伝子環境相互作用を解析しました。一般的に適度な運動習慣は心血管病を抑制する方向に働きますが、この相互作用解析の結果、遺伝的に高リスクの糖尿病患者では身体活動による心血管病の保護作用が失われることが判明しました。さらに、身体活動の量に依存する作用を解析した結果、高強度の身体活動は心血管病のリスクを高めることが示されました。 この研究成果は、糖尿病の代表的な合併症である心血管病を予防するために、各個人の遺伝リスクに応じた個別最適化された生活指導を実現するための一歩となることが期待されます。本研究は、2024年3月12日(火)14時(英国時間、日本時間では3月12日(火)23時)に欧州心臓病学会の機関誌European Journal of Preventive Cardiologyのオンライン版に掲載されます。

開業医としても研究者としても、精進し、少しでも医学の進歩に貢献したいと思います。  院長 山田

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